2021年型 YZ250FX の発電量をアップします。
2020年モデルから変更はなく、今回で２回目のトライです。

これノーマル。沢山巻いてあるのに、40W 程の消費でバッテリーが上ってしまう。

１回目は色々と考えたあげく、並列に巻いてみたのだけど、
60W超えでもバッテリー上りは無くなり、一応満足の行く結果を得ました。

しかし、直列に巻いた時の性能も確認したいとずっと思っていて、
今回やっとそれが実現する訳だ。

　
マグネットワイヤーとビニール線の繋ぎ方を確認。

ビニール線を切り放して、マグネットワイヤーを巻き数を数えながら解いていく。

　
例によって解いている途中の写真はナシ。
巻き数はこれまで手掛けたどのステーターより多い（多すぎ）。
解いたら巻き跡のギザギザを均してから巻き作業に入ります。

ノーマルの巻き数が多すぎるので、巻き数を減らす分線径を太くできる。

コアの大きさから、何ミリの線なら何回巻けるか概ね計算できるが、
キッチリ詰めて巻くのが難しいので、計算より巻き数は少なくなる。
何ミリの線を何回巻くか決めるのが経験によるところ。

自作のスプライス端子で接続して、この後ハンダ付け。

被覆を突き破る事はないと思うが、万一のことも考えて接続する。

ノーマルの抵抗値は ０．８Ωだったので、半分になりました。
コイルが動かないように、接着剤で固めています。

ケースカバーに接触していないかも確認。

元通りに組立て終了です。

電圧テストの結果は、アイドリング時で １２．８V 　僅かに回転を上げれば １３．８V 　常用回転域では １４V以上。
保安部品はすべてLED という事で、点灯しても消灯時とおあまり変わらないという事でした。

巻き直し工賃は　￥２６.４００-（税込）です。