09 WR250F の ステーターコイル巻き直し。





久しぶりにWR250F のチューニング依頼です。
2009年式だそうですが、なんだかとっても色グロのステーター。
何でこげん黒いっちゃろ?






何度も手掛けているけど、しばらく振りなので注意しながらせんとね。






このステーターは樹脂で覆ってあるんだけど、被覆はあまり丈夫な素材では無く、
解いた後はコイルの巻き跡でガタガタです。このままでは新しいコイルを巻けんとです。






それで、巻き易くする為に表面を鑢で削って均してやります。
こうする事で、新しいコイルを綺麗に詰めて巻く事ができます。
自分でやってみろうと思ってる人、ぜったいやってね。






AC&DCの2回路になってるので、1回路に巻き直します。
極間が狭くて少々巻きにくいものの、ステーター自体はとてもよく出来ていて、
コイルの巻き始め、巻き終わりの処理などは、とてもやり易いです。
車体側もDC1回路に変更してくださいね。レギュレーターも要交換。






巻き終わったらワニスを塗って完全に乾かします。
外しておいたハーネスを元通り取り付けて完成〜。

巻き直し工賃 \25300


 WR250F 巻き直し後の電圧テストです。
バッテリー初期電圧13.5V、H4ヘッドライト、5Wのテールランプ同時点灯
エンジン回転数  無負荷  60W  90W  110W 
 2000rpm 14.5V  14.12V  13.05V  12.58V 
3500rpm  〃  14.22V  13.25V  12.62V 
4500rpm  〃  14.24V  13.77V  12.68V 
5000〜  〃  13.81V  〃 

電圧はバッテリーの初期電圧に左右されます。エンジン回転数は推定。データは目安であり保証するものではありません。