バッテリーレスではヘッドライトの明るさは、どうしてもエンジン回転数に左右されてしまいます。
特にアイドリング付近ではチラチラして安定せず暗い。
それでバッテリーを積んで、安定した電気が欲しい、という事で巻き直しの依頼です。
01WR250Fはセル無しでTTR125とよく似ています。
初期型のWR400Fと同じ物のようですが、線径は違うようです。
各コイルからの接続部分は、何だか分からない白いセメント状の保護材で固められています。
WR400F（02）をやった時には、このセメントを取り払うのが大変だったので・・・
今回はセメントは剥がさずにラインを切断する事に決定（＾＾）
ベースとハーネスを外さないと仕事できませんから・・・
下処理をしてからマグネットワイヤーを巻いて行きます。
線径は太くなり、巻き数は１極あたり１０回、全部で６０回多くなりました。
多く巻くほど性能が上がるという訳ではありませんが、
このステーターの場合、理想的巻き数に近づいた、という事です。
切断したラインをハンダ付けして元に戻し、絶縁被覆します。
最後にワニスを塗って乾かし、ベースに取り付けて完了です。
バッテリーレスのAC仕様から、バッテリー搭載のDC仕様に変更されました。
巻き直し工賃は ￥２５３００（税込）です。