2009年型 KTM250EXC-F の電装チューニング依頼です。
昨年のよさりのラリーに、ノーマルのライトで出場し暗くて恐かった！という事で、
ACGコイルを巻き直し、発電能力を高めて明るいヘッドライトを得るのが目的です。
先ずは裸にしてから、レギュレーターをどこに着けようか・・・車体をよく観察
これはノーマルのレギュレーター。
交換するレギュレーターは大きいので、このスペースには入らない・・・
ノーマルのステーター・・・ACの巻き数はまあまあなんだけど、DCが全く話にならない・・・。
しかし、素材がいいので、全直流に巻き直すとかなりイイ性能を発揮します。
巻き直してワニスを塗ったばかりのパワーステーター。乾くまで１日かかります。
上のノーマル写真と比べると、パワーアップは一目瞭然。
巻き直し工賃は\22000
ノーマルのレギュレーターは外して使いません。タンク下の電線を切ったり繋いだりして回路変更します。
車体回路の変更は、難しい作業ではありません。方法は図面を送りますので、きっと誰でもできる・・・(^^)
KTM純正オプションでDC化キットが販売されています。
写真のハーネスをライトカウル裏の配線に割り込ませれば、ヘッドライトをDC点灯できるというものですが、
テール/ストップライトは、ACのまま電圧が制御されなくなり、LEDが焼き切れてしまうのでご用心。
結局、回路変更をしなくてはなりません。
回路を変更したら、バッテリー対応のレギュレートレクチファイヤに取り替えます。
このバイクは本当にキッチリ作ってあって、なかなか隙間がないので、
唯一スペースが空いていた、ラジエーターの後にステーを作って取りつけました。
レギュレートレクチファイヤ \9900（税込） レギュレーターステー \3300（税込）
写真のライトは３５W。配光は形の通り丸く照らします。明るさはそれなりですが、
巻き直した発電機はヘッドライト８０Wくらいは点灯できます。
レギュレーターの取付、車体回路の変更等、今回の巻き直し以外の工賃は ￥22.000- です。