E-Line(CRE250)のチューニング依頼です。
インナーローターの１４極。コイルの内側にはベークライトの仕切板が１４枚。
黄２本と赤が１本立ち上がっていて、照明系統と信号系統の２系統で使用されます。
レギュレーターを２個使う回路になっているので、これをレギュレーター１個の回路にします。
巻き直し後は車体回路の変更が必要になります。
本当はどういう手順で巻かれているのか、順を追って解いて行きたいのですが、
このステーターでそれは非常に困難なので、有無を言わさずニッパーで切断する！
どう巻かれているかは、コイルの行方をじ〜っと睨みつけて推測する。
へ〜！どうしてこんな風に巻くんだろう？他に巻き方ないんじゃろか。
って、解ったのか分からないのか・・・(^^)
巻き方が解ったら、思い切ってバキバキ切断するのが早い解き方。
解いてしまったら、仕切板と巻き面の醜さが現れるのデス！
これは・・再使用する気になれません。
というか、再使用できません。
ハーネス接続用のベークライト基盤も、この際全部作り直します。
本体の被覆も一部剥がれがあったので・・・
絶縁補修しておきます。
で、こんな風にベークライト板を切り出して作り直し。
ステーター本体の巻き面も綺麗に処理してから巻き始める。
１極巻くごとに仕切板を差し込んで行きます。
沢山巻き過ぎると入らず、巻きが少ないとゆるくて落ちてしまう。
巻き数を同じにするので苦労するところ。
気持ちはもっと沢山巻きたいけど、このくらいが限界です！
巻き終わったら動かないよう接着剤で固める。
マグネットワイヤーとハーネスを、基盤上でハンダ付け。
３箇所あった基盤は２箇所に。
回路変更はオーナーさんの仕事になります。
１系統に巻いたので、ラインは黄色だけで赤は使いません。
あとはワニスを塗って固まれば終了。
取り付けた後、車体の電気回路を変更してください。
車両がないのでテスト出来ないけど、今回もいい結果が出るでしょう（＾＾）